浄水場

変化し続ける環境への
対応が求められる浄水場

浄⽔場は、地下⽔、河川⽔、湖⽔などの⽔源から⽔を取り込み、様々な処理⼯程を経て不純物や汚濁物質を取り除き、安全かつ清潔な⽔を供給する施設です。その役割は時代と共に常に変化と多様化を続けています。
近年は、⼈⼝の変化、⽔質の変化や新たな汚染物質の出現、持続可能性への関⼼、事業体の⽔道を担う職員の減少、地球温暖化対策、⾃然災害への対応、そして技術の進歩などへの対応が必要となっています。私たちはこれまで⽇本全国の施設に対するサービス提供の実績で培った技術とデータを活かし、時代と社会のニーズにフィットしたソリューションを提供しています。

浄水場のしくみ
浄水場関連の実績

加速化する多様な課題への対応

施設の老朽化に対しては、将来にわたり機能を発揮し続けるための適切なメンテナンス・更新が求められており、地域人口の変化による水道料金収入の減少や事業の継続性、近年の気候変動、自然災害への対応など、事業環境の変化に対する水事業運営の効率化が急務です。
私たちは複数の地域や事業体が連携する広域化や官民連携に積極的に取り組み、最新技術と経験を活かし、効率的で高品質な水道サービスで様々な課題に向き合います。

ライフサイクルコスト適正化
水事業運営の効率化
災害リスクへの対応

水道の未来を築くキーワード、広域連携と官民連携への対応

近年、公的サービスにおける役割分担の⾒直しの動きが進む中、より合理的な施設整備・運営について⻑期的な視点からコストの適正化と安定的な運転事業運営を図るため、官⺠連携、PPP（Public Private Parthnership）⽅式やDBO（Design Build Operate︓設計、建設、運転管理⼀括発注）⽅式やなどが注⽬を浴びています。
また、⽔道事業の基盤強化のために⽔道事業者間での広域連携が進められており、私たちはクボタグループの⼀員としてトータルなソリューションを提供しています。

浄水場案件実績

樋の口浄水場等建設事業

青森県弘前市

官民連携における運転管理でIoT技術などを活用
樋の口浄水場、岩木川取水ポンプ場及び常盤坂増圧ポンプ場のDBO方式(Design Build Operate:設計、建設、維持管理、運営を一体的に事業者へ委託する方式)による一括発注に加えて、市が運営する場外施設87カ所の運転管理業務を実施するものです。
当社はクボタグループの一員として、IoTなどの先進技術を活用した運転管理や補修を行います。
〔→詳しく〕

『健全性』を実現する先進のO&Mサービス

浄⽔場において、近年は施設の⽼朽化と更新需要、⽔質の変化と新たな汚染物質への対応、持続可能な運営とエネルギー効率、⼈材の確保と技術継承など様々な課題があります。
これらの課題に対応していくためには、官⺠が連携してそれぞれお互いの強みを活かすことにより、コスト適正化、品質向上、リスク低減など効率的な事業運営を推進していく必要があります。
私たちはこれまで培ってきた経験や実績を基にした総合的な技術サービスの提供はもちろん、⾼度なDXを活⽤した新しい維持管理・補修技術の開発などを進めています。

浄水場案件実績

香美市水道施設維持管理及び上下水道窓口センター委託業務

高知県香美市

山間に点在する水道施設へ広範囲のサービス提供
山林が多くを占める地域において、上水道1区域、簡易水道15区域、飲料水供給施設12区域の維持管理を行っています。長年培ってきた経験を基に、施設のみならず管路の維持管理、料金徴収や窓口業務など、幅広いサービスで地域の暮らしや自然環境と密着したサービスを提供しています。

クボタグループならではのソリューションを提供

クボタは130年以上にわたり、上⽔から下⽔に⾄るまで幅広い製品の開発、施設の設計・施⼯・運営を⼿掛けてきました。
⻑年の経験を有するクボタグループだからこそ提供できる特別なソリューションがあります。

豊富なデータと多彩な技術者

40年以上に渡る全国の浄⽔場での運転管理や補修事業の実績で培った多様なバックデータと経験豊富な技術者によって⾼品質なソリューションを提供します。
多様な製品の補修対応が可能

クボタグループ企業が提供する様々な製品・部品・ノウハウで施設内の多種多様な製品の補修対応が可能です。
⻑寿命化案件の実績が豊富

全国多数の浄⽔場の運転管理、補修の中で様々な状況や条件にフィットした⻑寿命化の対応を⾏なっています。
PPP、DBOへの対応

クボタグループの強固なネットワークによって、PPP、DBO案件、などにオールクボタで対応が可能です。
大規模災害における優位性

全国約150か所に点在する事業所を活かした災害時の相互応援体制を構築しているため、被災した環境プラントに対し手厚い支援を行うことができます。また、「排水ポンプ車」を導入したため、処理場の浸水被害に対応することも可能です。