福島県・双葉町仮設灰処理第一施設

section #01 あの日を胸にその日に向かって。section #01 あの日を胸にその日に向かって。

巨大災害が突きつけた
廃棄物処理という闘い

2011年3月11日に発生した東日本大震災。東北地方太平洋沖を震源とする大地震と巨大な津波などにより多大な被害をもたらしました。
原子力発電所の事故により放射性物質が放出され、周辺地域に避難指示が出されるなど長期にわたる影響が発生しました。

その後、放射性物質汚染対策特別措置法が制定され、さまざまな施策により除染も進み、帰還を願う住民を受け入れる準備も整いつつあります。

しかし震災により発生した廃棄物は想像を超える膨大な量です。着実に復旧・復興を加速するために、「安全な廃棄物処理」は継続的に確実に実行しなければならない重要な事業です。

東日本大震災により、発生した大量の災害廃棄物や除染廃棄物。| 福島の速やかな復興のためには、この処理が欠かせない重大な事業となりました。

鍵を握るのは安全・確実な
「減容化」の技術

廃棄物の処理を確実に行うためには、廃棄物量の量(かさ)を減らす減容化が重要で、廃棄物を焼却して発生した灰やばいじんを無害化して再利用することも取組まれています。
それが「双葉町仮設灰処理第一施設」。
福島の復興を目指し、笑顔になる「その日」を目指して日々新たな挑戦が続いている私たちの現場です。

双葉町仮設灰処理第一施設内:

施設内の様々な機器や処理状況の監視、操作などは一元管理されています

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中間貯蔵施設

中間貯蔵施設は、福島県内の除染に伴い発生した土壌や廃棄物等を最終処分までの間、安全に集中的に貯蔵する施設です。可燃物などは焼却し発生した焼却灰やばいじんを溶融処理することで減容化し、貯蔵施設で安全に保管します。

双葉町仮設処理第一施設

放射性物質に汚染された災害廃棄物などを安全に減容化するために、双葉町仮設処理第一施設が建設され、2020年3月に処理を開始。可燃性廃棄物を焼却処理する「仮設焼却施設」と焼却灰やばいじんを高温で溶融処理する「仮設灰処理施設」があり、クボタ環境エンジニアリングはこの灰処理施設の運転管理を行っています。

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